ルーン×ティナ

神様、お願いです 僕の最初で最後の頼みを聞いてください

冬の12日の朝六時時計の針が12を指した瞬間、予めセットしていたベルが鳴る。虚ろな意識の中、「よし、計画通りだ」と呟く。しばらくボーとした後に、ハッキリした意識の中で一つだけ計画に背いた物があったと気づいた。たった一つだけ計画通りにならない…

勇気の一歩

 いつも明るい彼女は、憧れでそして好きな人だった。遠くから見つめるだけの恋だけど、いつかは話せるように。僕にも勇気が出ますように。そう、ソッと願ってる……。 勇気の一歩 「おはようっ!」明るい大きな声がルーンの…