大好きな愛猫。

今回の内容は明るい内容ではないので、それでもいいよって方だけ回覧お願いします。
自分の気持ちを落ち着かせるために書いているので、文章がおかしい箇所もあるかもしれません。

大好きな私の愛猫に悪性腫瘍が出来ました。
私が学生の頃に愛猫が子猫の時に出会い、それからずっと一緒でした。
私が学校で辛いことがあった時、いつもそばにそっと寄り添って私が泣き止むのを待ってくれていました。
身体が強くない私は、たびたびよく熱を出して寝込んでいましたが、そんな時も看病するように傍で一緒に寝てくれていました。

そんな愛猫と出会って、17年。私は成人し、愛猫ももう人間でいうと84歳のおじいちゃんです。

でも、今までも元気だったしこれからも元気に寿命を全うしてくれるんだろうな、と漠然と考えてました。
そんなある日、寝ている私の元に妹が、愛猫がけいれんみたいに手足をバタバタさせていると言って、私を起こしにきました。
急いで愛猫を連れて、妹と動物病院に向かいました。
行きつけの病院がお休みだったため、少しだけ遠い病院に行ったのですが、優しい先生のいる素敵な病院だった印象です。
妹が、愛猫の状態を先生に説明している間、私は茫然としていました。自分で、その愛猫の状態を見ていないということもあったけど、今まで元気だった愛猫がけいれんを起こすなんて、という信じられない気持ちの方が大きかったのです。

その病院でも、検査は出来るけど行きつけの病院での検査をおすすめすると言われ、私たちはその日は帰りました。
でも、きっと脳の方の異常だ、ということを伝えられました。

次の日、行きつけの病院で血液検査をしました。結果、腎臓が弱っていることが分かり、薬が開始になりました。そして、私たちが一番心配していた、けいれんの原因ですが、MRIを撮るにも何をするにも17歳という高齢では愛猫の身体に負担がかかるということで、詳しく検査をすることはできなかったです。
でも、先生の経験上、これは脳の腫瘍からくる、けいれん発作ということを告げられました。
そして、手術は高齢のためできないということ、腫瘍が大きくなっていくということは、最終的に死を意味し、それが愛猫の寿命ということ。
正直、頭が真っ白になりました。でも、どこか信じられない部分もありました。

それは、私が自分で愛猫のけいれんで苦しむ姿を見てないからだとも自分で気づいていました。

その日から、腎臓の薬を飲ませつつ、様子を見ることに。

でも、愛猫のけいれんはその日から半年以上起こらなかった、から、どこか安心して過ごしてて。
その日は突然来ました。
初めて、自分の目で愛猫がけいれんを起こし、苦しむ姿を見る日が。

その日は深夜まで寝れずに、いつもやっているFF14をプレイしていたのですが、ゲームをしている私の足元に愛猫が近づいてきて、擦りついたと思った瞬間に倒れて、けいれんを起こしました。
一瞬何が起きたのか分からなかったです。
でも、苦しそうによだれをたらしながら、手足をバタバタさせていて……。
もし次にけいれんを起こしたら、その様子の動画を撮っておいてと言われた、病院の先生の言葉も忘れ、愛猫の名前を呼びながら、ずっとずっと体をなでることしかできなかった……。

けいれんは1分くらいだったと思います。でも、私にはもっともっと、長く感じました。きっと、苦しかったであろう、愛猫はそれよりももっと長く感じたでしょう。
そのけいれんから2週間後、また愛猫はけいれんを起こし、混乱する私に声をかけながら、母が動画を撮ってくれました。

その動画を病院の先生に見せると、やはりこれは脳の腫瘍が原因でしょうとのことでした。

治せない脳の腫瘍。ショックが大きかったです。何より、眠るように寿命を全うする愛猫じゃなく、もしかしたら苦しんで亡くなってしまうのではないか、というそんな愛猫を想像してしまって、悲しかったです。

そして、愛猫にはもう一つ、口の中に悪性腫瘍が見つかりました。
最初はけいれんを起こしたことにより、食欲がなくなっているのかと思っていたのですが、ふと口の中を見ると、赤いできものが。そして、よく見るとよだれもたらしていました。
そのことを先生に伝えると、口の中を見て、「これは腫瘍だ、しかも多分悪性」と伝えられました。
本来なら、麻酔をして腫瘍の一部をとり、悪性かどうかを調べるけど、この子の場合悪性であろうと、年齢のため手術をするのが困難で、もし手術をしても、下あご全体を切って、上あごと舌だけの状態になる。そうなると、腫瘍はなくなっても、生きる質というのはないに等しいと。

その後から、私の頭には何も入ってこなかったです。
治らない腫瘍が、2つもあるなんて……。あまりにも辛くて。口の腫瘍がひどくなるということは、ご飯が食べれないということ。愛猫はご飯が、ちゅ~るが大好きでした。
今は、見せても食べません。食べようとしても、痛くて食べれないのです。

毎日、愛猫を想って涙が止まりません。
そんな私を心配して、愛猫がいつも傍に寄りそって眠ってくれます。
そうやって変わらない愛猫を見ると、何もできないのが悔しく、でも愛おしくてたまらないのです。

3匹の後輩猫も、先輩猫の様子を気にするように、いつも寄りそっています。
私はそんな愛猫たちを、これからもずっと見守っていこうと思ってます。

ただ、今まで心の支えだった愛猫がいなくなった後が怖い……、そんなことをたまに思ってしまうのです。